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2005年5月24日 (火)

南の話

○2005年5月24日
 
 ”やっぱりそうだったんだ。最初っからホームページにあたってみりゃよかった、と一瞬おもったけれど、このほうがきっとよかったんだろう。偶然に戯曲を発見して→もしやと推理して→ビンゴー、という道は、回り道であっても、だんぜん快感だもの。”
                         青山南の「南の話」毎日新聞社・p213(☆☆☆☆)

 カウボーイ・マウスというロック・グループ名の由来が、サム・シェパードの「カウボーイ・マウス」という戯曲の名前であるということを発見したときの話である。コンピューター検索ではなく、手に取った本で発見したときの快感は、手軽な検索では味わえないということ、同感、同感。

minaminohanasi 南の話といっても、ポリネシアやハワイの南国ではなく、アメリカの南部にまつわる小説や映画、そして、音楽をネタにしたお話が、南部を車で旅をする様子をからめて、軽いタッチで展開する。
 フォークナーなどのメジャーな作家や、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマなどのアメリカの南部を舞台にしたミステリなど、馴染みの作家も登場するが、大半は初めて知る人名である。でも、青山の語り口を聞いていると、ついつい読みたくなってしまう。聞いているとというのも、実際は、本なので、文章を読んでいるのだが、語りを聞いているような気分で、ほんわりと好奇心を掻き立てられてしまう。
 アラバマ物語は、黒人差別意識が根強いアラバマ州の田舎町で、弁護士である父親が、白人を強姦したという濡れ衣をかけられた黒人の弁護を引き受けるというピューリッツアー賞を受賞した小説であるが、その小説の作者であるハーパー・リーとトルーマン・カポーティは、近所の幼なじみで、小説にはカポーティらしき少年も登場するという。知りませんでした。そういえば、しばらく前に、500円の廉価版DVDで、グレゴリー・ペック主演のアラバマ物語を買っていたのを思いだした。今週末でも、観ようと心に決めた。 アラバマ物語の本の方は、暮らしの手帖社からでていた筈。装丁は目に浮かぶのだが、持っているのかどうかは定かではない。まだ、本屋で手に入るのだろうか。

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