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2005年6月 2日 (木)

 『メディアの迷走(朝日・NHK論争事件)』

○2005年6月2日
 昨日来、韓国の漁船が日本の排他的経済水域で操業をしていたところを、日本の海上保安庁の巡視挺が臨検したところ、海上保安庁職員を乗せたまま、韓国領海内に逃げたという事件が報道されている。
 韓国では、海上保安庁職員が韓国の漁船員に暴力をふるったとして、新聞に大々的に報道されている。
 新聞を精査して読んでいるわけではないので、どこかに報道されているかもしれないが、日本側のいう排他的経済水域という場所は、今、韓国との間で問題になっている竹島の領有問題がからんでいるのであろうか。
 『メディアの迷走(朝日・NHK論争事件)』(中公新書クラレ・保阪正康他)は、NHKの番組に政治家が介入したのではないかとする朝日新聞の報道とNHKの反論を契機として2つのマスコミの間で応酬されている論争を検証し、かつ、朝日新聞の左傾的体質がどのようなものであるかを論じているものである。
 この本をどう評価するのかは何ともいえないが、竹島に関する次の一節が目についた。
”勧告が竹島を長年にわたって実効支配をしてきたのは、紛れもない事実。皮肉なことに日本が騒げばさわぐほど、韓国は実効支配を強めてきた。無人島だった竹島は気がついてみると、いつの間にか軍人が駐屯し、灯台やヘリポートが建設され、今では韓国人による観光地化も進んでいる。”
 一方、
”竹島と逆に、中国と領有権で対立している尖閣諸島は日本が実効支配している。”
従って、
”竹島問題で、日本が武力行使すると、尖閣諸島での中国の武力行使を誘発、正当化してしまう恐れがある。”
というのである。(『メディアの迷走(朝日・NHK論争事件)』p95「北朝鮮に悪い手本を見せるな」辺真一)

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