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2005年7月31日 (日)

居酒屋「天に月、地に山」

○2005年7月31日(日)
 居酒屋「天に月、地に山」

    朝8時前の新幹線に乗って、豊橋にでかけた。
    今年の4月に亡くなった父の墓参りである。今日の午前中に施餓鬼があり、明日の午後に新盆のお参りをすることになっている。
    市役所の近くにある小さな寺である。玄関の中がすぐに本堂となっており、玄関脇では受付をしている手伝いの人が座っており。檀家の人や子どもたちがたむろっている。私も兄も、豊橋に数回しかきたことがないので、寺の当主の僧侶しか知り合いはいない。都心の近くの寺に墓を作ることも考えたが、田舎風の豊橋の寺もいいものと思い、しばらくは、この寺の世話になろうと、兄と話している。
    午前中、早々と施餓鬼も終わったので、暑い日差しのなか、駅の近くのホテルまでぶらぶら歩いて行き、チェックインをした。
    最近、買った大和田和彦の『居酒屋味酒覧(みしゅらん)』には、全国の居酒屋172軒が載っているのだが、豊橋の店が2軒載っていた。
    1軒は、ホテルの近くにあるのだが、日曜日は休みらしいので、「天に月、地に山」という店に行ってみようということになった。
    豊橋には、まだ、市電が走っている。時間もあるので、市電に乗ろうと駅前の停留場まで行くと、ビール酒場に改装した電車が停まっていたが、生憎と貸し切り専用となっているようで、10人くらいの家族連れが乗って、ビールを飲んでいた。ビール電車を見送り、次の電車に乗って、競輪場前で降りる。都電の場合、停車場の乗降用のプラット・ホームがあるのだが、ここの市電にはそのようなものはなく、路面に直接降り立つことになっており、その横を自動車が走っていくのだから、一瞬逡巡してしまう。
    市電を降りて、大体のあたりをつけた方向に向かって歩き出したが、なかなかたどり着かない。散歩をしていたおばさんに尋ねても分らないといわれたが、そこからちょっと先に、「天に月、地に山」という変わった名前の看板が目についた。
    店の中は、大きなカウンターがあり、中に、若干、太めだが、30代の店主らしき男の人がいて、奥に厨房にもう一人いるようである。
    私は、ワインであろうが、日本酒であろうが、おいしい酒は好きなのだが、おいしい酒を飲んでも、銘柄や産地などはとんと覚えることが苦手である。従って、どこそこの何がおいしいなどという蘊蓄を傾けることなど、とうていできないが、銘柄の名前程度は、見たことがあるという程度の見分けがつくと思っているのだが、メニューには、ほとんど知らない銘柄が並んでいた。
    とりあえず、両親と兄が住んでいる地元の神奈川の酒から飲み始めた。
    居酒屋「天に月、地に山」のHPは、
    http://homepage2.nifty.com/nseki/frame_syoucyuu.htmです。
   
    横山秀夫のミステリなどが好きだという話から、しばし、ミステリの話をして、このブログのアドレスを連絡すると約束して、店を出た。
    これからは、年に1-2度はくることになる土地なので、このようななじみの店を何軒かもっていたいものだと思いながら、ホテルに戻った。
    地方にでかけるにあたって、ネットで、居酒屋を探すことが多いが、結構、時間がかかるし、店のあたりはずれが多い。その点、『居酒屋味酒覧』のように、特定の人が書いた紹介の店の方が間違いがないように思うし、ネットでも、特定の人が書いたHPやブログの記事で、自分の趣向にあった人の店をこまめにチェックしておいた方がよいし、無駄な時間をついやさないで済む。ネットで時間を費やすのもったいないと思う、この頃である。
    ただ、この店の取材は、ネットでの知ったことから始まったということであるから、ネットもそれなりの意味があるので、どのように情報を取捨しいていくかのツールが重要な気がする。ネットの社会にも、コンシェルジュのような存在が必要になってくるのであろう。

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コメント

お久しぶりです。やっとHP見つけました。豊橋にお寄りの際は遊びに来てください。私もブログ始めました。ミステリ-・音楽・映画などです。

投稿: 天に月、地に山 | 2006年2月21日 (火) 18時07分

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