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2005年7月30日 (土)

『スイミング・プール』

○2005年7月30日(土)

『スイミング・プール』

 昨晩、早々と9時頃寝たので、夜中の1時過ぎに目が覚めた。しばらく、ラジオを聴いていたが、眠れそうもないので、映画を見ようと起き出した。
 普段は、DVDを観るにしても、自分の精神状態によって、何を観ようか迷うことが多い。疲れていると、うっとうしい映画を観る気力がなくなるからである。
 今日は、すこぶる精神状態が安定しているので、何でもこいという気持ちになる。壁に掛けてあるスクリーンをおろしながら、フランソワ・オゾン監督の『スイミング・プール』を観ることにした。そういえば、オゾンの「8人の女たち」も夜中に観た記憶がある。

 スコットランドを舞台にした警察小説を書いている英国のミステリ作家のサラ・ボートンは、フランスにある出版社の社長の別荘に出かける。人里離れた自然の中にあるプール付きの別荘の生活に落ち着き、執筆にいそしんでいたサラであったが、突然、社長の娘ジュリーが現れる。ジュリーは、美しい肢体をもち、毎夜違う男を誘惑して、連れ込んでは騒いでいる。
 サラは、次第にジュリーに興味を持つようになり、ジュリーの日記を見てします。ジュリーの日記をもとに、サラは小説を書き進むが、ジュリーはサラの書きかけの小説を見てしまう。
 ある日、サラは、プールサイドにある血痕を見つける。
 
 いかにも、英国のミステリ作家という風情のシャーロット・ランプリングである。イギリスの自然の風景からフランスの自然の風景へと、物静かに話は進んでいく。そこに現れ
るリュディヴィーヌ・サニエの眩しいほどの肢体、奔放な男関係が、プールのみずみずしさに映えている。
 奔放な生活の内に潜むジュリーの秘密とプールサイドにおきた殺人を知ったサラは・・・と、ミステリ映画らしい話の展開となっていく。
 ラスト・シーンへのもっていきかたも、ミステリアスである。
 観終わったときには、午前4時近かった。夜中にひっそりと観るに相応しい映画であった。

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» 平穏なミステリー? [syumi-悠悠]
『スイミング・プール』を観る。無修正版だったような・・・ 淡々と進むミステリー?作品。「あれ?このままどうなるの」と思っていたら、かなり後半に展開が変わっていきました。美しい女性の裸体と殺人と小説の世界・・・。最後の出版社のシーンで「?」になってしまいました。“ジュリー”という女性が謎になってしまった・・・。本当の真相を知りたい・・・。 土曜日の仕事終わりに久々に映画を観た。... [続きを読む]

受信: 2005年8月 6日 (土) 21時24分

» 映画『スイミング・プール』 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
去年の公開時に観たときはミステリーというよりはミステイク・・・。幻想と現実の区別なくヒントもなしで絵としては綺麗な映画だったがミステリーと呼べるものではない。 ・・・だが今回あらためて観て、ミステリー作家サラ(シャーロット・ランプリング)のスランプから来... [続きを読む]

受信: 2005年8月12日 (金) 02時17分

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