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2005年7月13日 (水)

『RAY』

○2005年7月13日(水)
 このところ、忙しくて、DVDを観る時間がない。それに、観はじめても、途中で寝てしまうことが多い。
 それに、観ようと思うときの気分が乗っていないと、かったるい気分になりそうな映画を観ようという意欲も生じてこない。
 レイ・チャールスの追悼記念版BOXの『RAY』は、本編ディスクの他に、特典ディスクが2枚ついている。おまけに、本編ディスクには、本編の法科に監督のテイラー・ハケットの音声解説付きの映画がついている。
 最近は、このようは特典つきのDVDが盛んに出ている。本編ディスクを観ることさえ、やっとという状態なので、特典映像を全部観るということは余りない。
 特典映像とは、文庫本の解説のようなもので、本編の純粋な鑑賞ということからすると、余分なもの、邪魔なものともいってもいいのだろうが、ついつい特典映像付きのDVDを買ってしまうことになる。
 RAYは、主演のジェレミー・フォックスがアカデミー主演男優賞を受賞した他に音響賞を受賞している。劇中、フォックスが5曲程度歌っているほかは、レイ・チャールス自身の歌とピアノが使われている。フォックスのしぐさは、レイのしぐさそっくりで、歌も違和感がないのだが、レイ自身の歌声が、私の聞き慣れたレイののびのある声とは違って聞こえてきた。我が家の音響設備のせいなのか、DVDの音の処理の問題なのだろうか、よく分らない。
 弟の事故死に責めさいなまされるレイ、そして、失明、早くに亡くなった母への思いのシーンがカットバックされながら、レイの生い立ちを、その時々のヒット曲をまじえながら、描かれている。レイの一生が全体的にうまくまとめられているが、愛人と妻の間をいったきたりするレイ、麻薬にとりつかれるレイなど、レイの心の内の描き方は表面的で食いたりないような気がした。
 シアトルに行くバスに乗るべく、レイが運転手に、自分の失明が朝鮮戦争に従軍した際の負傷によるものだというシーンがあった。差別的な運転手を味方にするための方便なのだろうが、レイの生き方を暗示するシーンなのだろうか、気になる一瞬のシーンであった。
 シアトルに着いて、最初にあったミュージシャンがクインシー・ジョーンズというのは面白いエピソードであった。もちろん、クインシーは当時まだ、十代である。

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