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2005年10月 9日 (日)

パリーグ・プレー・オフ「ロッテ×西武」

○2005年10月9日(日) 

パリーグ・プレー・オフ「ロッテ×西武」

 8日の朝刊を観て目を疑ってしまった。
 今日から、パリーグのプレー・オフの第1ステージ「ロッテ×西武」の試合の中継をするテレビ局がないのである。NHKは、大リーグのエンゼルス×ヤンキースの試合をBSで放送し、さらに地上波でも放映するとある。
 西武の地元であるテレビ埼玉も、ロッテの地元であるちばテレビも放映しない。
 それでは、ラジオはどうかと思い、ラジオ欄をみても、野球の中継はない。
 今日は、テレビ朝日が、午後4時からの1時間30分の放映枠があり、テレビ観戦を堪能した。午後2時からの試合であるから、録画放映である。
  小林宏と西口の緊迫した投手戦であった。三塁強襲の打球に飛びついて、1塁ランナーを封殺した今江の守備、セーフにはなったが、セカンド堀の中継プレーと、すばらしい守備が目に引いた。
  8日の第1戦も、渡辺俊と松坂の投げ合う投手戦、ロッテ西岡の再三にわたる好守備があったのだが、テレビで観ることはできなかった。
  昨年、2リーグ制存亡の危機に、プロ野球は公共財という意見がマスコミを飛び交った。阪神の上場問題を機に、昨年1リーグ制を画策した球団の首脳の「球団は公共財」という談話が新聞に掲載されている。
  結局、視聴率という資本の論理に帰するということなのだろうが、魅力あるプロ野球を育て、視聴者を増やすという視点が、プロ野球機構に球団首脳にもテレビ局にも皆無である。
  とりわけ、受信料の不払いが問題となっているNHKは問題である。高い放映権料を払って大リーグ中継をすることと、プレーオフを放映すること、どちらが、公共放送の役目に資するかは、明らかである。
  放映権の関係で、NHKは放映できなかったのかもしれないが、コミッショナーやパリーグ会長は、果たして、放映のための努力をしなかったのであろうか。
  NHKがこのような壁を乗り越えて、放映をすることこそが、本当に国民から愛される公共放送となることのできる試金石であったように思われて仕方がない。
  これは、ロッテ・ファンの小さな願いだけではない、交流戦で大したタイガース・ファンでさえ、ロッテの応援のすばらしさをほめていた。
  統制のとれた応援団の声だけではない、バッターの打つときの静けさを聞いてほしい。野球観戦の醍醐味は、この静けさから、打球の音とともに生じる声援、悲鳴、ため息、どよめきに至る世界に浸ることにある。耳をつんざく鳴り物が応援ではない。
  ロッテの試合が放映されることにより、真の野球ファンが一人でも多く球場を訪れるようになるといいと願っている。
 
 

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