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2006年2月11日 (土)

『西陣さらさ』

  ○2006年2月11日(土)
  『西陣さらさ』

 久しぶりに、京都に来ている。
 京都に来ても、訪れる寺社仏閣に行くのは、1日、一ケ所と決めている。
 今回は、ブックカフェ物語の影響もあってか、カフェめぐりをしようと思っている。
 河原町四条近くの小さな店で、和食弁当を食べてから、出かけようということになった。店名を忘れてしまったが、4畳半程度の帳場風の畳敷きを囲んで、カウンター席がある。椅子に座ると、お店の人が畳に座って、注文を取りにくる。お弁当といっても、お盆風の器に、焼き物などが並んでいる。外は寒いので、熱燗を飲みながら、ゆっくりとお昼を楽しんだ。その昔、帳場のところに、こわいおばあさんが座っていて、酒の飲み過ぎはよくないなどと、客も厳しくしつけられていたのだが、今は、優しい人になったとのことであった。
 数年前、『西陣さらさ』という面白い場所があるよと聞いていた。ネットで探すと、北区紫野東藤ノ森町の住所がでてきた。タクシーに乗って、東藤森町と言っても通じなかった。運転手が、無線で住所を確認したところ、鞍馬口通り、智恵光院東入るだという。
 やはり、京都は、住所より、東西の通りと南北の通りの名を告げて、東入る、西入るとか、上がる、下がるとかいわないと、地元の人も分らない。
 大きな木造建物の入り口は、神社の社風の屋根がついている。ガラス戸越の内部は、薄暗く、のぞき込まないと、よく見えない。東京で見かければ、銭湯であるとすぐわかるのだが、京都にいると和風の建物が珍しくないので、一瞬、これは何?という思いにとりつかれる。
 戸を開けると、手前右手、男風呂の脱衣室であったところが、ソファの席になっている。奥の風呂場との境の壁は取り払われ、男湯と女湯を隔てる壁も一部を残して、取り壊され、椅子席となっている。
 グラス・ワインを飲みながら、昼下がりをゆったりとした気分で雰囲気を楽しんだ。
壁面のタイルの落ち着いたグリーンの色が何ともいい感じである。上の方には、ピンクの花柄がタイルが並んでいる。精緻なものではないが、味のあるタイル、日本のものではなさそうである。
 帰りがけに、店主らしき男性に聞くと、すぐ近くにある船岡温泉のオーナーが趣味のようにして、昭和5年に作った銭湯を借りて、改装したとのことである。
 船岡温泉も入ってみると面白いので、是非、いってみたらといわれたが、またの機会にすることにした。

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