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2006年4月 8日 (土)

「娘に語るお父さんの歴史」

○2006年4月8日(土)

「娘に語るお父さんの歴史」  重松清  ちくまプリマー新書

1963年生まれの父親が、中学3年生と小学3年生の娘たちに、お父さんの生きていた時代の歴史を語るという、タイトル通りの読み物である。
 父親の名前は、昭和を引っ繰り返した和昭という名前になっているが、著者の重松清と同じ年齢の設定である。
おじいさんの話であれば、当然に戦争の話になり、生きてきた時代は必然的に歴史の話となってくる。
 1963年生まれの父親が思い出話をすることはできても、その生きてきた時代が歴史という視点で眺めていくとどうなのだろうか、というのが、この本のモチーフである。
 お父さんは図書館に通い、自分の生きてきた時代を通観し、娘たちに伝えようとする。
 1948年生まれ、いわゆる団塊の世代である私からすれば、1963年には15歳となっており、中学3年生である。
 ただ、私の子どもは、高校2年の娘と中学2年の息子なので、何かを伝えておきたいという思いは共通している。
 私がこのブログを書き続けようとしているのも、これから先が見えてきた自分が、今、何を考えながら生きているのかを、子どもたちに伝えておきたいという気持ちもかなりある。
 重松のような有名作家が本に書くのと、誰も読んでいないようなブログを書き続ける作業では大きく違うのだが、自分ならどういうのだろうかと思いながら読んでいた。
 内容的には、自分でも書けそうだというお手軽な本であるが、単なる昔話ではなく、歴史という視点をきちっと、押さえていくことが大事であるということを気づかせてくれたという意味で、参考になった。

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