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2006年5月 3日 (水)

『あるサッカーの試合』

  ○2006年5月3日(水) 『あるサッカーの試合』

 気持ちのよい五月晴れの祭日である。息子のサッカーの試合を観に、八潮公園の多目的グランドまででかける。
 モノレールの大井競馬場前駅から、10分位の歩いたところにある。ひっきりなしに、グランドの奥の緑の向こう側から、飛行機が上昇していく。
 グランドの近くで、前の試合を観戦していたら、そのすぐ近くで、息子達がこれから試合をする相手方の中学生がボールを蹴りだした。
 息子たちよりも、身体は大きいし、球さばきもうまいので、互角に戦えるのかなと思いながら、前の試合を観戦した。
 途中から観たので、得点が何点なのかは分からなかったが、引き分けで、PK戦となった。双方、登場した5人の選手が、連続してシュートを決め、緊迫した状況になった。
 そして、10番の背番号をつけた6人目の選手がついにゴールをはずしてしまった。ゴール前のその場で、崩れおれて、泣いている。
 緊迫したPK戦であっただけに、泣き崩れている選手の気持ちが痛いほどわかる。数人の仲間が近寄っていき、抱きかかえるように、センターラインで待つ仲間の下につれてきた。それでも、まだ、泣きやまない。
 中学生の試合、それも、区の大会を勝ち上がった最初の小さな試合にもドラマがある。失敗した選手がどのような思いをしているのかというだけではなく、この子はチームの中でどのような存在であったのだろうか、これからどうしていくのだろうか、とこちらの思いは勝手に膨らんでいく。1時間もすれば、この子は、今の思いを忘れているのかもしれないが、それに比して、こちらが勝手に膨らませた思いは、あれこれと妄想に近くなる。
 これが、自分の息子だったらどうなのだろうかと・・・

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