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2006年5月13日 (土)

 『ペリー・メイスン・シリーズ』

○2006年5月13日(土)
 『ペリー・メイスン・シリーズ』
 アール・スタンリー・ガードナーのペリー・メイスン・シリーズに関する原稿の依頼があった。
 早川ポケット・ミステリ・ブックスのペリー・メイスン・シリーズを読んでいたのは中学生の頃であるから、40年以上も前のことである。
 叔父の家の離れの書棚に、初期の頃の、ポケミスがたくさん置いてあった。祖父のところに遊びに行ったおりに、10冊くらいまとめて、ポケミスを借りてきて、読んでいた。その中には、カーなどもあったが、私の関心は、カーター・ブラウンのアル・ウィラー警部シリーズやミッキー・スピレインの探偵マイク・ハマー・シリーズのような軽ハードボイルドにあった。お色気たっぷりの扇情的なミステリは、今からすれば、他愛のないものであるが、思春期まっさかりの中学生にとっては、エロ本のような禁断の書として読んでいた。
 このような本と一緒に借りてきた中には、ガードナーのペリー・メイスンやエド・マクベインの87分署シリーズもあった。マクベインの「警官嫌い」に出会ったのは、小学6年生の時であったが、衝撃的であった。ポーの「盗まれた手紙」の手口がこのようになるのかと感嘆した。ポーといっても、子ども向けに訳されたミステリであったが、これを現代風にアレンジするとこうなるのかと思ったことを覚えている。
 それに対し、ペリー・メイスン物にはそれほどの記憶がない。それよりも、ガードナーがA・A・フェア名義で書いていたドナルド・ラム&バーサ・クールの探偵コンビのシリーズの方が気に入っていた。
 というわけで、ペリー・メイスン・シリーズを結構読んではいたが、書棚にはそれほどの数はなかった。この際、少し読もうかと思い、ジュンク堂に出かけて、パソコン検索をしたところ、大半が版元品切れとなっており、手に入ったのは、ポケミス発刊45周年フェアで復刊された「偽証するおうむ」だけであった。
 弁護士としてアンフェアな行為をするというのが、ペリー・メイスンのイメージであったが、今回、読み返してみて見直した。1930年代に書かれたものでも、古さを感じさせないのである。全作とはいわないが、面白いものを厳選して、復刊してもらいたいと思っているが、無理であろうか。
 

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