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2006年10月14日 (土)

『16ブロック』

○2006年10月14日(土)
     『16ブロック』 リチャード・ドナー監督

 秋晴れの土曜日である。事務所で、数時間仕事をしていたが、映画を観に行きたくなった。二日酔い気味なので、『ブラックダリア』を観るだけの気力はなかった。
 というわけで、ブルース・ウィリス主演の『16ブロック』を観ることにした。上映時間まで、1時間近くあるので、運動がてら、渋谷の映画館まで歩いて出かけた。
 チケットを購入し、サウンドトラック専門のレコード・ショップを覗いてから、映画館に入ったのだが、初日にもかかわらず、観客は3分の1程度しか埋まっていなかった。
 ウィリスは、警察署から、16ブロック先にある裁判所まで、証人を連行することになる。ケーキ屋を開くことを夢みる若い黒人の証人は、警官が人を殺したことを証言する予定になっており、審理が開かれるまでに、裁判所に連行する必要があった。
 証人の出頭を妨げようとして、悪徳警官の仲間たちが2人を襲撃してくるのを、ウィリスがどう守り、反撃するのかという定跡通りの展開の映画である。クリント・イーストウッドの映画『ガントレット』にも、証人を連行する刑事の話があったが、証人の女性と刑事のはなしであったが、『16ブロック』は黒人の青年と刑事の話の設定になっている。 『ガントレット』にはロードムービー風の趣があるが、ニューヨークの『16ブロック』というごみごみした街中や建物の中を舞台とするこの映画には、風情というものはなく、次々と攻撃を受け、逃げ、反撃をするというせわしない展開の上に、誰が誰なのか、よく分らなくなる。ということは、襲ってくる刑事達の描きわけがうまくないからなのだと思うのだが、銃撃音で転換する場面の展開に引きずられて最後にたどりつくのだが、ただ、それだけの映画であった。
 ウィリスという俳優は、映画ごとにイメージが変わる。メイキャップのうまさにもある
が、平凡な風貌の俳優の役作りという見方をすると、興味が深まるなと思っている。

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