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2007年1月 7日 (日)

『めざめて 夢見て!!』

○2007年1月7日(日)
 『めざめて 夢見て!!』リズム・オブ・インフィニティ

 いつものことといえば、いつものことなのだが、本番の舞台前のゲネ・プロを観たときには心配が募る。
 メリハリがないのである。脚本のせいなのか、曲目の選択なのだろうか、考えながら、家路に着いた。変な感想をいうと、高校生の娘がへそを曲げるので、触れないように気を遣う。

 ごんどうけんと泉岡まさよさんが主宰するリズム・オブ・インフィニティのミュージカル『めざめて 夢見て!!』の公演が、西東京市にあるこもれびホールで行われた。
 ごんどうさんたちが主宰しているキッズ・ダンサーズ、ウェスト・ファン・ジュニアで、ダンスやミュージカルの公演を経験してきたこどもたちが、高校生になったときに、結成されたのがリズム・オブ・インフィニティである。
 高二になる娘は、高校生になるとリズム・オブ・インフィニティに参加し、学校の部活もやめ、ダンスの練習に専念するようになった。ひっこみ思案で、表に出たくないとする娘が唯一、自分から進んでしたいことだといわれると、親としては、口出しのしようがない。

 こどもの発表会といってしまえば、それまでかもしれないが、ごんどうさんたちは、チケットを買ってもらう以上は、それに値する舞台でなければならないとして、稽古もきびしく、遅刻をしたり、休んだりすることにも厳しい。
 高校生ともなると、勉強や部活との両立も難しくなる。家庭の事情で、このグループから離れていった者もいるとのことである。そういうわけで、今回、舞台に出たのは15人ということで、金銭的にも、人員的にも厳しかった。
 定員200数十名の小ホールでの3回の公演で、チケットを完売しなければならない。稽古場の確保、舞台監督、音楽、証明、音響等のための費用、著作権の処理、それに、衣装の準備と、今までは、稽古をして、舞台にでればよかったのが、高校生にもなると、自分たちで、その現実をみつめ、考え、解決していくことが必要となる。
 このようにして、こぎつけた公演なので、是非ともいい舞台であってほしいと思っていた。
 今日の本番は、2回目と3回目を観た。最初は、中央の少し左側で、次は少し右側で。
昨晩のゲネ・プロの心配は杞憂のものであった。
 本番慣れしてきたのか、本番という場面が力を与えているのだろうか。ダンスのそろい方、ハーモニーの取り方、台詞のしゃべり方など全体にわたって、メリハリがあって、話の中に、すっと入っていくことができた。2度も、3度も、同じ舞台を観るのは、結構、しんどいことなのだが、こどもたちの公演は、1度目よりも、2度目、3度目と、目に見えて、息があって、よくなってくるので、続けて観ていると、本当に面白い。親馬鹿ではなく、もっと、多くの人に、見てほしいと思ってしまう。

 公演が終わった後の、ロビーも、出演者たちと小、中、高時代の同級生たちでごった返し、盛り上がっている。知り合いの友達が、一生懸命に演っていることに触れたことの楽しさが感じられた。
 地域も、学校も違うこどもたちが、一緒に集って、何かをするということは、今のこどもたちにとって、貴重な体験である。

 公演を終えた高校生の多くは、次の進路を決めていかなければならない。この経験を一冬の体験ではなく、次のステップに活かしてほしいと思う。そして、出来れば、このような地域に根ざした活動を継続する場を作っていってほしいと思っている。
 出演したこどもたちにとって、この公演が単なる思い出としてではなく、これからしていくことの糧としてほしいと願っている。

 個人的には、この公演で使われた12曲のナンバーが使われたミュージカルに関心をもってほしいし、そこでのダンスの振り付けも見てほしいし、それらのミュージカルのストーリーからも世界が見えてくる。
 そうしている内に、学校で学んでいることとの関連も見えてくるし、興味がどんどんとわいてくると思っているのですが・・・。

 
 

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